【喫茶 ナウ】昔ながらの落ち着いた空間で飲む本格的コーヒーは格別です。

サイフォンで入れた本格的コーヒーが飲めるとあって地元の人を中心に人気の「喫茶 ナウ」。創業は昭和50年代といいますから地域の歴史を見守ってきたお店と言えるかもしれません。

現在のマスターは平成20年に先代のお父様から店を引き継いだということです。引き継ぐ前は神戸にあるUCCコーヒーアカデミーで勉強されたという本格派。以来まろやかで美味しいコーヒーを提供し続けてくれています。

場所は病院やスーパー、銀行などが立ち並ぶ「神崎総合病院前の交差点」の近くの好立地にあります。

　9卓のテーブルがあり席数は36席+カウンター5席の程よい広さ。窓から朝日が差し込む中、何人かの常連さんがモーニングを食べながら新聞を読む姿が見られました。早い時間から開店しているので、中には仕事に行く前に立ち寄ってコーヒーを飲んで行くお客さんもいるのだとか。

店内の雰囲気は古き良き昭和の喫茶店といった感じです。BGMはもちろん昭和の演歌。椅子テーブル、照明などすべてに年季が入って落ち着きを醸し出しています。。

モーニングはコーヒーにトーストとバナナがついて450円と良心的な値段となっています。

トーストの代わりに姫路名物アーモンドトーストにしても美味しそうですね。（コーヒー450円+アーモンドトースト400円）

また店内にはたくさんの絵や絵皿が架かっていて小さな美術館のよう。先代のマスターの趣味だったそうです。

コーヒーはウエッジウッドやロイヤルコペンハーゲン、ノリタケなどの良質なカップで提供するのがマスターのこだわりです。良質なカップはコーヒーの美味しさをより引き立ててくれますよね。

もちろんマスターのこだわりはカップだけではありません。コーヒー豆の仕入れは味に定評のある成田コーヒーから。そしてコーヒーの入れ方もサイフォン式を守っています。

サイフォン式コーヒーは、熱と圧力を利用して豆から成分を抽出するため、豆の「香り」と「味わい」を最大限に引き出すことができ、コーヒー豆から出てくる成分が多くてもお湯に溶ける量は決まっていて、味が必要以上に濃くなることはないというメリットがあります。

年季の入ったサイフォン。キッチンには同じタイプのものがずらりと並んでいました。

カレーライスやスパゲッティナポリタン、エビピラフなどの”喫茶店メニュー”も充実しています。おすすめは豆腐ハンバーグセット（ライス、スープ、ミニサラダがついて750円。ホットコーヒーは250円、アイスコーヒーは300円で付けることができます）。

お店は国道312号線沿いにあるため、町外や県外の人も訪れますが、ネットを見ると初めて入ったというお客様にも「良心的な値段で美味しい」と好評のようでした。

美味しいコーヒーとどこか懐かしい感じのする”喫茶店メニュー”が恋しくなったら、ぜひ「喫茶　ナウ」に立ち寄ってみてくさだい。