夏にはたくさんのホタルが飛び交う小田原川。川にほぼ平行して峰山高原に向かう県道8号線が走っています。JR寺前駅から5㎞ぐらいまで道はほぼ平坦で快適なサイクリングが楽しめます。
「水車公園」前の桜並木。春には桜、秋には紅葉が楽しめます。
どこまでも澄んだ水の小田原川。ホタルが生息するのも頷けます。川沿いを歩けば川面を渡る風が心地いい。
JR寺前駅から自転車で2,3分のところにある「水車公園」。大きな水車が印象的です。日によっては堀の水を利用して回っており、水車小屋の中を見学することもできます。
神河町の水車は昭和の初期頃からお米栽培の揚水として活躍していました。現在、JR新野駅の近くで多い時は7基の水車が稼働しているのを見ることができます。また、かつて山間地区では谷川の水を利用してお米の精米に利用されていました。「水車公園」の水車は昔懐かしい水車を再現したものです。
水車小屋の内部。開いていたら無料で見学できます。
水車公園内には「コットン亭」や「ひよこジェラード」などの飲食店の他、お手洗いや無料の駐車場、東屋やベンチなどの休憩場所があります。
手打ぞばや「麦とろ料理」が自慢のお店です。
そば打体験もできます。売店では、特産品の販売も。水車がお米を精米するときに「コットンコットン」と音がすることからお店の名前がつけられました。
0790-34-1666 火曜日定休
11:00~15:00(ランチ) 17:00~21:00(予約のみ)
地元の農家から仕入れた旬の農作物を使い、店内で手作りしたジェラードが自慢です。ひよこがトッピングされた可愛いジェラードはドライブ客からも人気。カフェスペースもあり、焼き菓子も販売しています。
11:00~16:00 火曜日、水曜日定休
遠くに山々を望みながらのサイクリングは快適。
ときどき休憩して沿道の季節の花を愛でることもできます。
神河町内には「大歳神社」という名前の神社がたくさんありますが、県道8号線沿いにもありました。「立岩神社」を目指している人は間違えないように。
大歳神社から約2分ぐらい、道の右側に「立岩神社」があります。鳥居の横では神社の由緒を読むこともできます。なんとこの地に神社が祭られてから千年とか?! その年月の長さを語るに十分な風格のある神社でした。ここまでJR寺前駅から3㌔ちょっとでした。
鳥居の右から車も進入できるようになっていて、奥の広場に駐車可能となっています。太い幹の木立がいい感じです。中には直径2,3メートを超えるの杉の木も。
歴史を感じさせる拝殿。
立岩神社がある林は良好な緑地環境であるため希少な植物が自生しています。特にマメ科の落葉高木である「フジキ」が群生している場所はまれで神河町指定天然記念物に指定されています。
6月から7月にかけて白い小花が開花します。
(写真は満開の頃のフジキの木)
峰山高原へ向かう県道8号線はほぼ1本道。5㎞ぐらいの地点に農産物直売所がありました。精米されたお米の自動販売機もあってスーパーより安かった!
この辺りから徐々に上り坂になっていきます。
南小田の集落を過ぎると人家はなくなっていき、ますます坂も急になっていきます。ところどころ美しい渓谷美も見ることができます。
この先は”心臓破りの坂”へと続きますが自転車で登る強者もときどき見られます。
一方、毎年10月頃には峰山高原までの自転車レース「神河町ヒルクライム」が開催され多くのサイクリストが参加します。
自然豊かで空気が美味しく自動車が少ない神河町はサイクリングするのにピッタリ。JR寺前横にあるカーミンの観光案内所(水曜日定休 ℡0790-34-1001)では自転車のレンタルも行っていますので、ぜひ遊びに来てください!