姫路駅から朝来市の和田山駅に至るJR播但線（ばんたんせん）。電化されているのは寺前駅までとなっており普通電車の場合乗り換えが必要です。時間によっては１時間の待ち合わせがあることも。なので寺前駅で途中下車される方も多いようです。今回はそんな待ち時間を有効に使うための見どころをご紹介します。
改札を出てすぐ左手にあるのが「カーミンの観光案内所」。神河町の名産品やカーミングッズ、手作りグッズなどがたくさん並んでいます。観光案内窓口や付近の情報を得ることができますよ。見どころや飲食店のパンフレットもたくさん置いてあります。ゆずジュース（温冷・１００円）を飲んで休憩することもできます。
（℡0790-34-1001 水曜定休）
マスコットキャラクター・カーミン
レンタルサイクルもあります。半日500円～
商店街を抜けて最明寺へ向かうのがおすすめのコースです。
駅前商店街には食事処がギュッと集まっています。次の電車まで時間があってお腹が空いているときに最適。
歴史を感じさせる商店街・カーミンストリート
①カーミンストリートの入口にある余田屋（よでんや）。ゆずと塩スープの銀の馬車道ラーメンが人気です。
℡0790-34-0006 水曜定休
②木の温もり漂う落ち着ける喫茶店、輪（りん）。朝8:00からopenしておりモーニングメニューもあるので、早い時間に駅に着いたときでも利用できるのが嬉しい。
kyonurakami@gmail.com 火曜、水曜定休
③リニューアルした古民家の1階が韓国料理やスィーツが楽しめるカフェCafe hanul（カフェ ハヌル）。コワーキングスペースも併設しています。
0790-20-4065 月曜、火曜定休
すぐ左手は一棟貸しの古民家ゲストハウス
「ラドーレ神河」の入口となっています。
hanulのすぐ横、「駅前会館」を右に曲がります。
ノスタルジック感溢れる住宅が並ぶ通りを進みます。突き当たると左手の山の中腹に目指すお寺さん、最明寺が見えてきます。左に行った方が近いですが、途中に急登なところがあります。ゆるやかな道が好きな人は右手へ。
道端で季節の花が見られるのも田舎の町ならでは。
気持ちが和みます。
最明寺に着きました。ゆっくり歩いて20分ぐらいでしょうか。苔むした階段がいい感じです。
手水舎（ちょうずしゃ）で手洗いをしてから参拝します。龍の彫刻が立派ですね。
境内は広くはありません掃除も行き届いており厳かな気持ちにしてくれます。
＊最明寺（高野山真言宗）
最明寺の起源は人皇第36代皇極帝の大化年中に発し, 法相宗の学問精舎として現在地より 西北の山中にある 閻魔坊に興起されましたが、幾星霜を経るうちに伽藍は焼失し小堂一宇を残すだけの荒廃ぶりでした。しかし後に人皇第88代後嵯峨院の頃に鎌倉の執権：北条相模守時頼入道がこの地に逗留され丁度6月23日の夜深く、 聳える清嶺に五色の瑞雲が立ちのぼり、円光の内に薬師瑠璃光如来の尊像を拝され、後にこの地に堂宇を移し建立されたといわれています。 そして行基菩薩作による薬師如来を安置して見渡す土地を寺前と称し山号を来留山・寺を最明寺と改め 真言密教の霊場としたとのことです。
（自由参拝）
休憩できる東屋があるのも嬉しい。神河町内が一望できます。
JR寺前駅から最明寺までの散歩コースいかがでしたか？1時間の電車の待ち時間があるときにピッタリのコースではないでしょうか。あと1時間ぐらいあったらカフェや飲食店で一休みして、観光案内所でゆっくりお土産を選んでもOK。ぜひ参考にしてみてください！